衝撃的な映画との出会いで、私の記憶に焼きつく監督 ラース・フォン・トリアー(Lars von Trier)。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が、彼との出会い。 そして、心が動揺し、苦しみもがいた。胸を掻きむしりたい衝動に駆られ、のどが渇き、もどかしさも感じた。でも、最終的に大好きな歌に包まれながら最後を迎えている彼女(Bjok)の顔には、幸せの微笑みを感じられた。それが救いであり、彼女の純粋さゆえに、映画の後も苦しみが付きまとった。そして、「奇跡の海」「ドッグヴィル」と…常にどっぷりと私を沈めてしまう彼の作品。
ただ、今回のこのNymphomaniacは、この単語のとおり『女子色情症患者』と言う、病気のお話。(ニンフォマニアックは、女性の色情症をさします)
色情症とは、性欲が異常な亢進状態になる症状である。相手から根拠もなく愛されていると錯覚したり主張する好訴妄想(妄想観念)型や、性機能障害による性欲の抑制欠如が原因と考えられる異常性欲型などがある。(Wikipediaより)

最後の紹介しますが、多くの方がこの映画を観てコメントを寄せており、今回の作品は、今までのどん底落しではなく、性欲に溺れた女の半生を2部構成・4時間超えの超大作に綴った、エロスであり喜劇だそうです。

ニンフォマニアック公式ページ: http://www.nymphomaniac.jp/

**インタビュー面白かったのでご紹介 :能町みね子が『ニンフォマニアック』に見る恋愛に屈しない生き方**

nymphomaniac-poster-1

「アンチクライスト」「メランコリア」に続いてトリアー監督作に出演するシャルロット・ゲンズブールが、ニンフォマニアックの女性ジョーを演じます。ある冬の夕暮れ、年配の独身男セリグマンは、怪我をして倒れていた女性ジョーを見つけ、自宅に連れて介抱する。怪我が回復したジョーに何があったのか質問するセリグマンに対し、ジョーは幼い頃から抱いている性への強い関心と、数えきれない男たちと交わってきた数奇な物語を語り始める…と言う内容なので、回想シーンを組み込んでいるらしい。
トリアー監督の独特な感性は、この作品でも十分に感じられるとのこと。そして彼の作品で初めて笑ったと言っている人が多かった。
単純な笑ではないけど、シュールでブラックな笑いがちりばめられているんですって★ これ観たいよ~!!!!

–監督紹介–Lars von Trier
本名はラース・トリアー。ドキュメンタリー映画作家の伯父の影響で10代から映画を撮り始める。
コペンハーゲン大学映画学科とデンマーク映画学校で学び、このころからミドルネームにフォンをつけるようになった。
卒業後の84年、「エレメント・オブ・クライム」で長編デビューを果たし、カンヌ国際映画祭でフランス映画高等技術委員会賞を受賞した。同映画祭では96年に「奇跡の海」で審査員特別グランプリ、00年に「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で最高賞パルムドールも受賞。その後の作品も軒並みカンヌで上映されている。90年代に監督したTVドラマ「キングダム」シリーズも高く評価された。95年、映画製作におけるルール「ドグマ95」を、映画作家トマス・ビンターベアらとともに提唱。「ドッグヴィル」(03)、「アンチクライスト」(09)など常に物議を醸す作品を送り出し、デンマークの映画界を牽引している。

2パターンの予告編があるのも面白い!

トレーラー ソフト版

トレーラー ハード版

**色々な方のコメント(Cinema Tribuneより
■よしもとばなな (作家) 
笑ってはいけないはずの場面で何回も吹き出してしまった。
ここまで来ると痛快です!彼の撮った映画の中で私はいちばん好き。 

■園子温 (映画監督)
最近、映画が甘すぎて面白くないと思ってる俺にとって、これほどの好物はない。これぞ求めてた映画!これぞラース・フォン・トリアーの醍醐味!日本の女優はこれを見て猛反省して、今すぐ全裸になってFU◯Kシーンをしろ!

■桜木紫乃 (作家)
愛が嫉妬交じりの強い性欲にすぎないなら、性欲もまた、愛と嫉妬を煮詰めたかなしみに過ぎないのだろう。
官能作品の役割は『赦し』。腹が立つほどの、傑作!

■樋口毅宏 (作家)
罪なき者のみラースに石を投げよ。人類はみなセックスの囚人だ。現代の「好色一代女」。そして「O嬢の物語」。
あるいはバージョンアップした「エマニュエル夫人」。

■田口ランディ (作家)
主人公ジョーのオーガズムへのひたむきさは喜劇的であり、そこに愛というエゴが介在しないゆえに、清々しく美しい。悲劇とは愛の産物なのだとラース・フォン・トリアーは世間の恋愛ドラマをあざ笑っている。
日常的価値観が転倒し、世界がぐるぐる回転する。驚天動地、トリアーの映画魔術に卒倒です。

■菊地成孔 (音楽家・文筆家・音楽講師)
安心して「大嫌い」と言える監督の1人で、「了簡変えてコミカルになった」と聞いたので観たのですが、確かにコミカルではあったけど了簡はほとんど変わってなかったです(笑)。

■能町みね子 (漫画家)
どろどろで気持ちいい女の一代記。愛とか恋とか凡庸なものにふりまわされないでいたいと改めて思った。

■長塚圭史(劇作家・演出家・俳優)
あまりに多くのショットが脳裏に刻まれてしまった。嫌だと言えば偽善になるが、頷けば狂気に陥ったのかと恐ろしい。それでも美しさを認めてしまうのはどうしたわけか。見てはいけないという理性を、肉体が拒絶する。

■雨宮まみ (ライター) 
「色情狂」という形をとって描かれる、「普通の」女の性欲の抑圧の物語。
4時間かけて一人の女の普遍的な人生を観たあと、悲鳴を押し殺さずにはいられない悪夢が待ち構えている。
この悪夢こそがトリアーであり、現実である。

■三浦大輔 (劇団ポツドール主宰・劇作家・映画監督)
ただの「セックス好きな女」の話をこれでもかというくらい、まわりくどく、露悪的に描く執着心に、おっさんの哀愁を帯びた、しつこすぎる「前戯」を見た気分になった。
************************************************************************************

全く関係ないんですけど…ダンサー・イン・ザ・ダークの話をしていたら、すっごい前にビョークが主演していた映画『The Juniper Tree(邦題:ねむの木)』を思い出した…。アイスランド映画は、実はこの1本しか観たことがない。邦題があるので、多分日本でも観られるはず…もしも、ダンサー・イン・ザ・ダークがお好きなら、オススメします。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
(ヴィンテージリメイクバッグやヘンプ、オーガニックコットンなどの素材で作られた商品がそろうセレクトショップ)
69 SURF SHOP https://outlets69surf.stores.jp/#!/

広告