この記事をもう一度読み直し、そして、学生時代に何度も何度も繰り返し見続けたDecalogueシリーズ。
繰り返し観る度に、また新しく気づく部分があり、何度観ても決して飽きることがない作品です。

Twitterで、この写真が上がっていた。キェシロフスキ監督のお墓の写真に、スタンリーキューブリックが「デカローグ:十戒」映画脚本の前書きとして書いた文章が載っていた。これで、急に書きたくなったんです(笑)
authar by Stanley Kubrick about Krzysztof Kieslowski

1989年にポーランドのテレビドラマとして10話の構成、各1時間のフィルムで作成されたこの作品は、テレビシリーズのイメージを超越した、最高の作品です。
脚本をキェシロフスキ(Krzysztof Kieślowski)と共同で手掛けるクシシュトフ・ピェシェヴィチ(Krzysztof Piesiewicz)と音楽を担当したズビグニェフ・プレイスネル(Zbigniew Preisner)は、これ以降のキェシロフスキの全作品に参加しているんですが、この3人本当にとてつもない才能の持ち主です。

19歳の時に初めてこの作品に出会い、そして映画の面白さに興味を抑えることが出来なくなった。
20歳で映画の勉強をしに、LAに飛び立ち、そしてLAでも繰り返し観たこの作品。

言わば日本で言うところの市営・都営団地を舞台に起こる10個のお話は、多分日本人の心もぐっと掴んでくれる。
それぞれにモチーフとなる戒があるのですが、説教じみてないんです。弱さや、孤独や、苦しみ…そして脆さ…偶然と必然…変えられない大きなものや、ふとしたことで変えられてしまうもの…そういう全ての人に起こりえて、そしてどうにも出来ない時の流れや、さまざまな感情の欠片たちが作品にちりばめられています。だからこそ、様々な角度があり、人によって受け取れる何かが変わってくる不思議な作品です。
それぞれのタイトルをクリックすると、ストーリーのもっと詳細を観ていただけます。

decalogue 
第1話「ある運命に関する物語」 
モチーフとなる戒 : あなたは私の他になにものをも神としてはならない
The Decalogue Episode 1 breakfast
団地で大学教授の父親(アンリク・バラノウスキ)と暮らす少年パヴェウ(ヴォイチェフ・クラタ)。ある朝、道で犬の死体を見つけた彼は父親に「死」について尋ねる。だが、父親から納得がいく答えが得られず、彼は「生きる意味」について頭を悩ます。その一方で、コンピューターを自在に操れるパヴェウは、池の氷がスケートをするのに十分な厚さに達したかどうか計算を始める。コンピューターの計算結果を見た彼は、その晩スケート靴を用意する。
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第2話「ある選択に関する物語」 
モチーフとなる戒 : あなたはあなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
The Decalogue Episode 2 smoking
病院で内科部長として働きながら、団地で一人暮らしをする年老いた医師(アレクサンデル・バルディーニ)。彼は同じ棟の最上階に住む女性、ドロタ(クリスティナ・ヤンダ)の訪問を受ける。彼女の夫(オルギエルト・ウカシェヴィッチ)は医師の患者で、重い病気のため入院中だった。夫の病状を執拗に確かめようとするドロタは、夫ではない男の子供を身ごもっていることを打ち明ける。初めての妊娠で中絶すればもう子供は望めない。子供の生死は夫の生死にかかっていたのだった・・・。
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第3話「あるクリスマス・イヴに関する物語」 
モチーフとなる戒 : 安息日を覚えてこれを聖とせよ
The Decalogue Episode 3 Christmas
クリスマス・イヴ、タクシー運転手のヤヌーシュ(ダニエル・オルブリフスキ )はサンタクロースの扮装で帰宅し、プレゼントを配って子どもたちを喜ばせた。その後、妻とミサへ行き夜遅く自宅に戻った彼を、3年前に分かれた愛人エヴァ(マリア・パクルニス)がこっそり訪ねてくる。「夫がもどらないので一緒に捜して欲しい」と頼み込む彼女を放っておけず、妻に嘘をついて家を抜け出したヤヌーシュ。夜の街を捜しまわるうちに2人は朝を迎える。
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第4話「ある父と娘に関する物語」 
モチーフとなる戒 : あなたの父と母を敬え
The Decalogue Episode 4 boyfriend
国立学校に通うアンカ(アドリアーナ・ビエジンスカ )は、生まれてすぐに母親を亡くし父親(ヤヌーシュ・ガヨス)と2人暮らし。彼女は、父親が出張で家を空けるとき、必ず「私の死後開封のこと」と書かれた一通の封書を携えていくことが気になっていた。ところが、今回の出張で父親がその封書を引き出しに残していったことに気づいたアンカ。迷った末に封書を開けた彼女は、母親が自分宛に遺した手紙が入って入るのを見つける。
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第5話「ある殺人に関する物語」 
モチーフとなる戒 : あなたはなにものをも殺してはならない
The Decalogue episode 5 photo2
暴力的な衝動を抱えて街を彷徨い歩く青年ヤツェク(ミラスラフ・バカ)。一台のタクシーに乗り込んだ彼は、密かに考えていたある計画を実行に移す。運転手(ヤン・テサシ)をロープで絞殺したのである。やがて、逮捕され裁判にかけらえたヤツェクに死刑が宣告される。彼の弁護を担当したのは、ヤツェクが犯行に及ぶ前、偶然同じカフェにた新米弁護士ピョートル(クシシュトフ・グロビシュ)。彼はヤツェクを救うことができなかった自分を責めて苦しむ。
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第6話「ある愛に関する物語」 
モチーフとなる戒 : あなたは姦淫してはならない
The Decalogue Episode 6 milk not delivered
のぞきを日課とする内気な青年が主人公(オラフ・ルバシェンコ)。青年は、性に奔放な美人画家(グラジナ・シャポオフスカ)をのぞいているが、ある時彼女の人間的な側面を見て関心を寄せる。青年は彼女に近づき、愛を告白するが、愛を知らない彼女は戸惑う。対極なふたりは惹かれあうようになるが…。
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第7話「ある告白に関する物語」 
モチーフとなる戒 : あなたは盗みをしてはならない
The Decalogue Episode 7 Ewa phone1
高校の校長を務める母親エヴァ(アンナ・ポロニー)に厳しく育てられたマイカ(マヤ・バレルコスカ)は、16歳のとき教師(ボジェナ・ディキエル)と愛し合って娘アンカ(カタリナ・ピオマルスキー)を生む。だが、母親としてアンカの出生を届けたのは、未婚のマイカではなく母親のエヴァだった。その後7年間、アンカを溺愛するエヴァに母親の役割を奪われ、苦しんできたマイカ。彼女はアンカを連れて遠くへ逃げようと考える。
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第8話「ある過去に関する物語」 
モチーフとなる戒 : あなたは隣人について、偽証してはならない
The Decalogue episode 8 car
大学で倫理学を教えるゾフィア(マリア・コシャルスカ)のもとに、アメリカからエルジュビェタ(テレサ・マシェスカ)という女性が訪ねてくる。彼女はゾフィアの著書の翻訳者で、戦後のユダヤ人について研究していた。その日、ゾフィアの授業を聴講したエルジュビェタは発言を願い出て、ナチス占領下のワルシャワで隠れ家を求めていたあるユダヤ人少女の話を始める。
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第9話「ある孤独に関する物語」 
モチーフとなる戒 : あなたは他人の妻を取ってはならない
The Decalogue E9 conversation
性的不能に陥った心臓外科医のロメク(ピオトル・マチャリカ)は、友人の医者(エルジ・テレラ)から回復する見込みがないと診断されたことを妻のハンカ(エワ・ブラシュスク)に告白する。ハンカは変わらぬ愛を誓って彼を慰めるが、ロメクは性的に満たされない彼女が浮気をするのではないかという疑念を払うことができない。そんなある日、彼はハンカに若い愛人(ヤン・ヤンコフスキ)がいることに気づいてしまう。
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第10話「ある希望に関する物語」 
モチーフとなる戒 : あなたは隣人の家をむさぼってはならない
The Decalogue e10 stamps6
疎遠だった父親が亡くなり、その遺品を整理することになった人気ロックスターのアルトゥル(ズビグニエウ・ザマホフスキ) と、サラリーマンの兄イェジー(イェジ・シトゥール)。2人は父親が収集していた膨大な切手を売り払ってしまおうとするがそれが何千万という値がつくコレクションだと分かると態度が一変。父親の意志を継いでコレクションを守ろうと躍起になっていく。
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