川端康成氏と三島由紀夫氏の対談を見つけた。伊藤整氏が司会役をこなし、3人で話している様子だ。
時期は、川端康成氏がノーベル賞を受賞した直後だそうで、その事へのインタビューを含めた対談となっています。
川端康成 Wikipedia / http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B3%B6%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB / http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%95%B4】



川端康成と三島由紀夫の2人は、実はとても深いつながりがある。大学生だった三島が初めて川端氏に手紙を送ったのが昭和20年。そしてそれ以来、三島由紀夫の才能を認めた川端の後押しで三島は文壇にデビューしており、川端は三島の才能を絶賛し、そして三島は川端を心から尊敬していたと言います。
川端康成 三島由紀夫
そして、三島は自身のノーベル賞受賞を信じていたと言われている。師と仰ぎ、誰よりも敬愛する先輩・川端にノーベル賞を取ってもらいたいと思う気持ちがあり、三島は川端の推薦文を書いたと言われています。人一倍競争心の強いと言われていた三島にとっては、苦しい時期だったのかもしれない。
どこまでが真実かは定かではないですが、三島は川端の作品の代筆をしており、その1つが「眠れる美女」だと言う説もあります。その作品の事にも、このインタビューは触れていて、それについて多くの意見が飛び交っていますが、私的にはあまり知りたくない部分でもあります。この時代は、代筆が当たり前のように行われていた時期で、それを裏付ける言葉で『真説 三島由紀夫』(板坂剛著)の一部を抜粋して紹介します。
「私自身、何人もの作家の代筆をしましたよ。それが出来なきゃ新潮社の社員はつとまりませんでしたから。作家の方もそれが当たり前になってしまって、別に良心がとがめることもないみたいでしたね。
私の知る限りそういうことを全くしなかった作家、自分の作品を全部自分で書いた作家というのは、三島由紀夫と大江健三郎の二人だけでしたよ」
との事。そう、三島由紀夫は全て自ら書きあげていた数少ない作家の1人だったようです。

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庭は夏の日ざかりの日を浴びてしんとしている。・・・・・・
                              「豊饒の海」完。
                              昭和45年十一月二十五日
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三島由紀夫は、最後にして最高傑作である「豊饒の海」完結編をこのように書き終えた原稿を残し、この日陸上自衛隊東部方面総監部に「盾の会」4人のメンバーと訪問し、籠城した後割腹自殺を遂げた。 
そして、川端康成もまた昭和47年仕事場にしていた逗子マリーナのマンションにてガス管を口にくわえて自殺した。三島の死後、川端は三島の亡霊に脅えていたと言われています。

私が、現在とても気になっている書籍があります。それが、『川端康成・三島由紀夫 往復書簡』(新潮社)です。
川端康成三島由紀夫 往復書簡
川端康成と三島由紀夫が交わし続けた手紙の内容がひたすら載っているだけなので、第三者の意図が入っていない分、きちんと2人の師弟関係、尊敬とかを知れる気がするからです。
たくさんの書籍が出ていて、多くの事を耳にし、目にしますが、そういう誰かの主観の入っていない情報に興味があります…。
この往復書簡の中の言葉を1つご紹介します。

川端康成がノーベル賞を受賞したのが43年で、この文章は44年に三島氏から川端氏に送られた手紙だそうです。

『小生が怖れるのは死ではなくて、死後の家族の名誉です。小生にもしものことがあつたら、早速そのことで世間は牙をむき出し、小生のアラをひろひ出し、不名誉でメチヤクチヤにしてしまふように思はれるのです。生きてゐる自分が笑われるのは平気ですが、死後、子供たちが笑はれるのは耐へられません。それを護つて下さるのは川端さんだけだと、今からひたすら便りにさせていただいております。』

実際に、三島由紀夫の葬儀委員長を務めたのは川端康成だったそうです。ごちゃごちゃしちゃっている情報を一回全部クリアにして、2人の往復書簡を読んでみたい…♪
川端康成 三島由紀夫 2

★三島由紀夫の事を、三輪明宏が語っているページを見つけたので、気になる方は以下のリンクをクリックしてみてください。
『トクベツキカク』 三輪明宏が語る天才作家・三島由紀夫

★過去ブログにて、三島由紀夫の未公開映画『Mishima: A Life In Four Chapters』をご紹介しているので気になる方はクリックしてみてください。
Philip Glass & Mishima: A Life In Four Chapters 【日本未公開の三島由紀夫映画】

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